最近の自分は何となく怠惰でオナ禁を続ける楽する方法ばかり考えていた。
しかし正直上手く行ってないのだ。
以前なんて気合だけでオナ禁を何年も続けてたものだが、最近なんて続かなければ努力したつもりでもすぐ夢精して精を放ってしまう。
そこで自分のどこかで精を留める気がそもそもないのではないかと思った。
長ければ半年位断射してたものだが、今じゃ数週間すれば出ていってしまう。
あと女にモテなくなった気がする。
流石に並みに成り下がったとかいうものではないし、怠惰でも自信過剰ながらモテる部類だとは思う。
しかし誰かが振り向くような、そういう類ではなくなってる。
正直モテるのは辛いのだ。
オナ禁に出会う前なんてイケメンは可愛い子といちゃつけていいな、ずるい、不公平だ。
そんな風に思っていた。
いや世の中は不公平なんだが、そんな中でも神はイケメンに平等の錘を付けている。
自分が可愛いと思ってた子も通り越した頃にはそんなに可愛くないのだ。
至って普通で凡に見える。
人間というのは自分より優れてるとか相対的に能力が高い人といると比例して幸せを感じるらしい。
つまりイケメンにとって対等じゃない大多数の大して可愛くもない女など眼中にないのかもしれない。
事実自分は人を見て可愛いと思う機会が失われた。
あれっ、可愛いってなんだろう。
これではアキレスと亀ではないか。
自分の求めた亀のいるA地点に到達する頃に亀はB地点にいる。
追いかけても追いかけても目標は遠ざかって亀を手にする事は絶対にない。
自分はB地点まで亀に追いついたと思う。
だがC地点が見えないのだ。
既にB以上の女が限られ過ぎてて現実にはBすらほぼ出会えない。
妥協してBで満足するのか、しかしネットで画面越しにいるC地点は近づこうとすればするほど、その間にある途方もない距離感に絶望する。
正直死にたくなる。
そう、最近忘れていた激しい無力感と怠惰な自分への怒り、嫉妬、情熱とか色んなドロドロしたものが湧き上がってきた。
ただ情熱を追いかけるのは本当にとてつもなく苦しい。
それを思春期に痛いほど思い知ったからこそ足をすくませてる自分がいる。
前に進むんだ、けど直視すると死にたくなる。
こんな状況をずっと続けないといけないのか。
前線で活動しているアーティストが薬にハマってしまうのも分かる気がする。
逃げ出したいけどこの気持ちを放して成長は見込めない、そう直感している。
自分一人でやってくには息苦しい、誰か自分の周囲に有能な人を集めたい。
いや自分から飛び込んでいかないといけない。
引っ張ってもらわねば。
勝ち組の世界を知りたい。
そして下を見下ろしてまた上を目指したい。
なんて愚かなんだろう。
けど自分の欲に嘘を付きたくない、けど楽をしたい。
確実に成長するには必然的に死にたいを見せられ続ける所にいるのが一番だろう。
ただ自分はコミュ症でそんなとこに飛び込む度胸もコネもないし向こうにとって利益のある人間ではない。
強制的に死にたいを見せられ続ける環境に産まれた人に嫉妬する。
そんな事も言ってられない、自分にできる事をやっておかねば。
採算はない、皆目見当もつかない、早熟に今敵わなくても今から晩成してやる。
最後に情熱のヒントを置いていく。
・金持ちの美形で超高IQな様々な事業で成功している超高学歴の未成年
こんなバケモノが世の中には存在するのだ。
自分など見向きもされないだろう、心臓が苦しくなる。
しかしこの亀に追いついた時、自分には何が残されるだろう?
何て愚かなんだ。
とまた逃げたくなる。